思想史・芸術史(博士/京都大学)
この講座では、哲学の基礎を学びながら読解力・思考力・文章力を鍛えてきます。
日本の教育課程では、高校の倫理を除いて、哲学史や思想史を学ぶ機会はほとんどありませんが、読解力・思考力を鍛える上で、哲学以上にふさわしい学問はありません。この授業では哲学の歴史を学びつつ、毎回出題される自由記述型の問題に答えていくことで、読解力・思考力・文章力を総合的に高めます。
問題の回答は毎回講師が添削し、添削をもとに書き直したものをもう一度提出してもらいます。この過程を繰り返すことで文章力が一気に高まります。ここで得られる力は、受験対策にとどまらず、一生の力として残っていきます。
ナイジェル・ウォーバートン『若い読者のための哲学史』月沢李歌子訳、すばる舎、2018年
著作権の都合上、テキストについては各自でご準備ください。
哲学に興味のある中学生、高校生、大学生、一般の方
基礎的な読解力・文章力を高めたい中学生、高校生
小論文や自由記述型の試験がある大学受験生
倫理・公共で共通試験を受ける大学受験生
人文系の分野で大学院受験を考えている人
1. 事前学習:次の授業の章についての問題を解答し提出
2. 授業
3. 課題:授業後に出される問題(自由記述型)に回答し提出
4. 課題の再提出:自由記述問題の添削が返ってきたら修正して再提出
※提出された授業後問題は、次の授業日までに添削して返却します。
※課題の掲出・回収は、Googleクラスルームにて行います。
隔週土曜日 17:00〜18:30
春学期の授業日は、
4月 26日
5月 10日、24日
6月 7日、21日
7月 5日
の計6回です。
※授業は毎回アーカイブを残します。リアルタイムで参加できない場合も、見逃しなく受講できます。アーカイブ動画を使って復習することも可能です。
※お申し込み状況等によって授業予定日は変更になる場合があります。
1. お申込みフォームに必要事項をご記入の上送信
2. RAÏTOから送付されるお支払い情報を確認
3. お支払い後、Googleクラスルームに参加いただき、課題を確認
4. 授業時間になったらクラスルームから、Meetに参加
5. 授業後の課題を確認、提出
事前問題:授業の1週間前の土曜日
授業後問題:授業の1週間後の土曜日
授業後問題(2回目):授業の3週間後の土曜日
事前問題
第1章を読み、以下の問いに答えよ。
1. ソクラテスがどういう人物だったか、400字程度でまとめなさい
2. ソクラテスとプラトンの関係について200字程度で説明しなさい
授業後の問題
1. ソクラテスのしたこととプラトンのイデア論について200字程度でまとめなさい
2. 1で書いたことを元にして、ソクラテスの立場とプラトンの立場のどちらがよいか、理由もあわせて400字以上で論じなさい
※字数は受講者の学年や年齢に応じて変更します。
※絶対的な回答はありません。受講者自身の考えを論理的・説得的に展開できているかを基準に添削します。それによって、自分自身の思考を深め、それを表現する力を高めます。
小論文対策や自由記述型の試験対策としても最適です。
やる気のある中学生や大学生・一般の方もご参加いただけます。
思想史・芸術史(博士/京都大学)
1985年仙台市生まれ。2009年京都大学総合人間学部卒業。2016年京都大学大学院人間・環境学研究科修了。博士(人間・環境学)。
大学院修了後、早稲田大学、関西大学等で非常勤講師。2023年、オンラインでの人文学教育プラットフォーム「ディセミネ-disséminer-」開始。
著書に『ドゥルーズと多様体の哲学』(2017年、人文書院)がある。
Q:途中参加の場合でも全授業のアーカイブを見ることはできますか?
A:はい、途中参加の場合も、アーカイブ動画をすべて見ることができます。
Q:途中参加でも、全課題添削してもらえるのですか?
A:はい、途中参加の場合でも、課題の添削をいたします。